コソボに揺れる今だから
トルコの強豪エフェス・ピルセンのアメリカ人選手ドリュー・ニコラス、ラシャード・ライト、ロレン・ウッズが解雇された。
戦力外だから解雇されたのではない。むしろ彼らが主戦力なのだ。
にもかかわらず解雇された。理由はセルビア(旧ユーゴスラビア)で行われるパルチザン・ベオグラードとの試合出場を拒否したから。
2008年コソボの独立を支援するアメリカと欧州の板ばさみとなって、彼らはクビになった。
セルビア・モンテネグロ(旧ユーゴスラビア)の事を我々は知らない。バスケをする人間にとって、旧ユーゴはバスケの強豪国であり、多くのNBA選手を輩出する国として認識されているくらいだ。
小難しい学術書読まなければ、複雑な歴史や民族問題を知ることが出来ないと思う人も多いのではないだろうか。
そんなことはない。日本には旧ユーゴスラビアのパルチザンを題材にした傑作漫画が存在する。
それが石の花(坂口 尚 著)だ
1983~86年までコミック・トム(潮出版 ※某宗教団体系の出版社だが、侮ることなかれ。この雑誌は今では考えられない豪華執筆陣による幻の漫画雑誌だったのだ)に連載されていた。
主人公の少年クリロ(旧クロアチア語で『翼』という意味)は1941年ナチスのユーゴ進行によってパルチザンに身を落としていく。抵抗活動の中で始めて人を殺し、戦争によって得られる平和に疑問を持つ・・・。クリロの翼が開く事は無い。ただただ現実という地を這うのみだ。
5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字を持つ、1つの複雑な国家ユーゴスラビアの”祖国”という概念は複雑だが、コソボが揺れる今だからこそ、読んで欲しい漫画。
(春休みで暇な人!、是非)
追伸
当ブログはアフィリエイト等は一切行っていません。
アマゾン、bk1などで『石の花』を購入しても私には一銭もはいらない(泣)
0 コメント:
コメントを投稿