12月2日仙台対東京
両コーチの総括と質疑応答
ジョー・ブライアントHC
「先ず始めに、昨日の試合後の言動について謝ります。コーチとしてだけでなく、選手としても負けたくない気持ちがあります。昨日は眠れませんでした。
その理由は試合が最悪で、自分達のやりたいことが何一つ出来なかったからと、今日の試合に対する期待からです。今日の試合に関しては青木康平に尽きます。試合序盤に流れを作り出しました。日本人選手があのように攻撃的に攻めれば、99.9%勝てると思っています。
日本の文化的なものかどうかは判りませんけど、昨日の青木選手はPG(プレイメーカー)としてプレーしていました。試合後に話をして、アレン・アイバーソンのようにもっと積極的に攻めるように指示しました。
御覧の通り、城宝選手に代えてイー選手をスタートで起用しましたが、それには幾つか理由があります。一つはイー選手がシューターとしての評判。他のチームは彼を良いシューターだと思っており、彼をマークする事で、青木選手などがより活きると考えたから。二つ目は城宝選手にいつでも常に攻撃的、積極的に攻めてもらいたかった為。彼にはベンチから出て、ヴィニー・ジョンソン(Vinnie Johnson デトロイト・ピストンズで活躍したガード。6thマンとして、ベンチから出て直ぐに活躍することから、マイクロウェーブと呼ばれた選手)のようなプレーを。例えが古いので、今の選手ならフィニックス・サンズのリアンドロ・バルボサ(Leandro Barbosa)のようなプレーをして欲しいと望んだからです。
今日の試合ではその役割を果たしてくれたと思っています。
チームはまだプロセスの途中です。スターティング・ファイブ(先発5人)は誰になるのか、ベンチ出場するメンバーは誰になるのか決まっていませんので。
仙台は非常に良いチームです。ボールが良く廻り、日本人選手も素晴らしい。仙台での初戦(11月9日)では勝ちましたが、二戦目は負けました。この2連戦では仙台が初戦に勝ち、二戦目は東京が勝ちました。これからもこのような試合展開が続くでしょう。
昨日もジャッジについては言いました。シュート途中での肘や手首への接触をコールしない事は今日の試合においては改善されていました。審判も昨日のプレーをvideoなどで確認したのだと思います。ですので、今日のような改善が見られたのではないでしょうか。
何年もプレーを続けています。12歳の頃からです。長い長い年月、選手としてバスケットに関わっています。様々なジャッジを見ましたし、色々な審判に会いました。審判と話をする時は自身を優位に立つ為に話をするのではなく、プレーがどのように行われていたか説明するように心掛けています。
バスケットに関わらず、スポーツの審判において最も重要な事は継続性(公平性)です。一方では笛を吹かず、他方では笛を吹くというジャッジは許されないことです。ルールでは様々な解釈が出来ますが、試合の始めに審判は自分が理解しているルールを選手に示すべきです」
-第1Qで追う展開となり、第2Q始めに日本人選手を3人起用してきました。それが実際に流れを呼び込んだと思いますが、その起用と作戦について教えて下さい。
「日本人選手が外国人選手に頼りすぎるきらいが時々見受けられます。日本人選手にも外国人選手と同じ事を求めているといつも言っています。城宝選手には先ほど言ったように、サンズのバルボサのような攻撃的にプレーするように求めました。彼は私が言った通りにプレーしてくれたと思っています。岩佐、牧選手の出場時間は多くないですが、ディフェンスの良い二人は効果的な役割を果たしてくれました。質の高い出場時間になったと思っています。日本人選手には常に攻撃的に攻める姿勢を見せて欲しいと思っています。昨日のような大敗の後、他の監督ならパニックになって、アメリカ人選手を4人起用して挑もうと考えるかもしれませんが、そのような事をするつもりはありません。ここは日本のリーグで日本人選手の成長が必要です。高松や大阪のように外国人選手4人常にコート立たせるようなことは考えていません」
「今日はどうもありがとう」
浜口炎HC
「昨日とは逆の立場になり、第2Qでビック・クォーターを作られてしまいました。第3Qに戻しましたが、第4Qでは残念な結果に終わりました。もったいないゲームでした。
あと一つだけ選手の名誉の為に言っておきますが、第4Qでボビー・セント ブルー選手がコールされたテクニカルファールされました。審判には汚い言葉を発することはチームで禁止しています。チーム内での非常に厳しい規則を設けて、注意しています。選手がコントロール出来なくなってしまうので、特に外国人選手には厳しく言ってあります。試合後に審判に、ボビーが何か言ったのか確認しました。実は裏でちょっともめてましたが、最終的にはボビーは何も言っていないことが確認出来ました。トップのレフリーのミスコールだったと認めていました。昨日は東京のHCがあれだけ汚い言葉で審判に何か言っていてもコールされていなかったのに、今日のゲームで一番面白い所で、コールされたことがもったいなかったです。残念なゲームでした。ボビーの名誉の為に言いますが、彼は汚い言葉を審判に言うような選手ではありません。これだけは言っておきたかったので」
-今シーズンの2敗が同じチーム(東京)ということで、何か苦手意識のようなものがあるのでしょうか?
「いえ、お互い様なので。(ホームとアウェイで)1勝1敗で、特に苦手意識はないです。東京は非常に良いチームです。今日はポイントガードの青木選手を自由にプレーさせてしまった事がもったいないところです」
-(第2Q)東京にビック・クォーターを作らせてしまった原因は?
「色々と原因はあると思います。単純に東京のシュートがよく決まったということもありますけど。城宝選手が速いボールの持ち込みからシュート決めるなど、トランジションゲームでやられたなとという感じはあります」
-昨日は日本人選手の活躍が光りましたが、今日は反対に東京の日本人選手の活躍を許してしまいましたが、その点についてどう思われますか?
「バスケットは変わり易いものです。日によっても変わりますし、クォーター毎にも変わります。得点だけ見ても100-109というのはうちのゲームではないですし、ディフェンスのもう一度再確認したいと思います」
-そのディフェンスの課題は? 今日の試合で機能しなかった点について?
「単純に1対1の力ですね。1対1で守れるかどうか。ゾーンを行った時間帯も今日はありますけど、そのゾーンも少し修正していけないと思います。もう少しチームの約束事を徹底させたいです」
-そのゾーンについてですが、第3Qの始めにゾーンを布いてそこから建て直しをしたと思いますが、その意図はトランジションを抑えるためですか?
「そうです。相手のトランジションゲームを抑えてリバウンドを支配できれば、こちらが速い展開に持ち込めることが一つです。第2Qで1対1で得点されていたので、リズムを変えたいという気持ちもありました」
-日下選手のファールも関係していますか?
「そうですね。前半で3つ取られました。彼が前半だけで3つ取られた経験は今までなかったですし。3Pシュートに対するファールも多くなってしまいました」
-今日の敗因を一つお願いします
「オフェンスは得点は取れていますし、得点の配分も10得点以上が6人と理想的な展開でしたが、やはりディフェンスに尽きます。100得点以上取られたということで、ノーディフェンスに等しいと思います」
-多くの選手がファールトラブルに陥ってしまったということで、そういう戦い方の勉強にはなったのでしょうか?
「そうですね。アウェイゲームでの戦い方をもう一度勉強しなくてはなりません」
-試合後に何か選手に総括されましたか?
「本当に強いチームはアウェイでも審判のコールが酷くても勝てる筈です。第2Qの点を取られすぎたという事が敗因の一つに挙げられます。第3Qにカンバックしたことは良かった点です」
-ベンチ裏に多くの仙台ブースターがいましたが?
「そうですね。残念です」
-次戦は新潟ですが?
「もう一度、ゾーンディフェンスとマンツーマンの確認を行いたいです」
-失点が多いこと以外は特に問題はなかったのでは?
「今日は良いゲームだったと思います。まだまだ成長段階なので、(これから)もっともっと良くなっていくと思います」
-今日の良かった点について
「インサイドでアタックしていきなさいという指示をしました。第2Qは少しもったいなかったですが、それ以外のクォーターはインサイドで攻撃し、ゲームプラン通りでした」
-この2試合を振り返っての総括をお願いします
「ええ、総括ですか? 良い部分と課題の両方が見えたゲームだったと思います。非常に収穫が大きかったです」
-ファールについて、今日の試合で最も『痛かった』ファールコールは?
「第2Qの3Pシュートに対するファールやニックのインサイドでのファール。もう少し同じ基準で笛を吹かないと、選手達が可哀想です」
-レフリーのコールが試合に大きく影響を与えたと思われますか?
「勿論、影響はしていると思います」
-裏でもめたと仰ってましたが、壁を叩かれたりしましたか?
「ないです(笑) テクニカルを取られたので、今日は我慢しました」
「今日はありがとうございました」
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